初恋

あかりには好きな子がいる。幼稚園に通い始めてすぐに一目惚れをしたそうだ。家でも一日一回はその子の名前が出てくる。絶対に結婚すると言っている。しゃべり方も真似をする。
言うことを聞かないとき「○○君にきらわれるぞー」というと
「いいの、私もう嫌われとるけん。私のこと、あかりんご、くさったりんごとかいうんじゃし。一回家に遊びに行ったら、もう二度とくるなっていうんじゃけん。」
案外、そんなこと言われてもさっぱりしている。
続けてあかりは言う。
「男の子は、自分の気持ちを伝えるんが下手なんよ。本当に好きな子には悪口をいったり意地悪するもんなんよ。この前、私がこけとったら助けてくれたし。」
なかなか前向きな意見だ。








































