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2018.05.23  壁から見る日本の美 




「生きている」ということ。
世の中に、丁寧であるとか、正確で上手は、ごまんとある。
しかしそれが「生きている」と感じられるかというと、これは別問題、
もっと言えば、努力では得られない別次元になるのだ。
つまり、その線が、見切りの速さ、角度の鋭さと切れ味の幾重にも積み重なった集合体となって、
美しさや命を感じさせるのである。
<ひりつく色 挟土秀平>


石やレンガの壁を火で焼いた石灰モルタルで積み上げるヨーロッパの壁はソースに似ている。
レンガも粘土を焼いたものであるから、最初から最後まで火に焼き、火を通したソースに例えることが出来る。
それにひきかえ、竹の木舞を組み、発酵した藁でねかした泥や海藻のりを入れた漆喰で塗り上げる日本の壁は、まさに醤油である。
発酵は、煮沸とはまさに無縁のもので、それは微生物の死を意味することである。
土を焼き殺すこともなく、発酵した藁や海藻のりが適度な水とともに自然に乾燥し、かたまるのを待つだけである。
われわれの塗り壁が生きて呼吸しているということの深い意味は、生の素材をできるかぎり生のまま活かして壁をつくるということに負っているのである。
<左官礼讃 小林澄夫>




E0091586.jpg

永遠に変わらないシンメトリーな美を目指す西欧と、自然に同化し変化を楽しむ日本の美。
壁から日本人の根っこの部分を、垣間見ることができます。







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