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2010.06.29  子供の写真 自然な表情を引き出すコツ 


第二回 子供の写真 撮影テクニック 

私は三児の父親として、休みの日は、子供たちと遊びながら写真を
撮っています。

お子様の写真を撮り始めた方に、少しでもお役に立てるならばと思っています。


子供の写真の撮り方で、私がいつも気をつけているのは

『背景』
『表情』

という二点だけです。
(わかりやすいように一回目より短縮しました)

「背景」は、前回少し、ふれましたので、
今回は「表情」についてお話させていただきます。
(これも予定変更です)

私はなんといっても、子供の写真は、「表情が命」だと思っています。
表情は顔だけでなく体全体の表情や背中の表情といったものも含まれます。

子供の輝く瞳、子供の笑顔は、何にも代えがたい、
この世で一番だと感じています。

それを目に焼き付けるだけでなく、写真に収めることができれば
なんて素晴しいことだろうか、只今、挑戦中です。

人によってどんな子供の写真が撮りたいか、それぞれ違うでしょう。
どういう写真が撮りたいか、あらかじめイメージがある人は強いです。
(こちらのことはまた別の機会に説明します)

私の場合は、動きを含めて、子供のいい表情が撮りたいのです。
前回お話しした背景は、この表情を生かすため、
そして撮影中、表情に集中するため(ここ重要)です。

まだまだ試行錯誤を繰り返している途中ですが私の経験上、子供の写真を撮るコツは、
いい写真を撮ろうと考えないことです。

子供のいい写真を撮ろうとすると
見えない出口に足を突っ込んだ形になります。

その代わり、子供を楽しませることに集中するのです。
何をしたら喜ぶだろうと考え、それを実行し、子供と楽しむのです。

「いい写真が撮りたい」というのは、「いい思い出がつくりたい」
というのに、似ています。

思い出というのは、懸命に何かに取り組んだりして、結果的にいい思い出になるのであって、
最初から「いい思い出をつくる」ということを目標にするものではありません。

同じように「いい写真が撮りたい」というのも目標にするものではありません。
子供を楽しませた結果として、また一緒に楽しい時間を共有した結果として、いい写真という
ご褒美がもらえることもあります。


「表情命」といいましたが、子供のいい表情を撮るためにはどうしたらいいのでしょうか。

その前にいい表情とは、どういうことでしょうか。
一番はやっぱり笑顔でしょう。
遊びに夢中になっている時などいい顔しています。
アイスクリームを食べている時、走っている時、眠っている時、
泣いている表情もあとからいい思い出になるでしょう。
小さい体で何かに挑戦しようと立ち向かっていく、背中の表情もいいでしょう。

これらに共通していることは、どれも自然な表情であることです。
飾らない本当の子供の素顔です。
決して大人が強制した表情ではありません。
また大人の期待にこたえるための表情でもありません。
ありのままの気持ちをストレートに表した表情です。

こんな風に、あなたがご自分のお子様を見ていて、
これをするといつもいい表情するなーと思うことがあるでしょう。
それをやっているときに、子供の写真を撮ればいいのです。
そうです。難しく考えなくていいのです。

自分の子供のいい表情、それは何をしているときでしょうか。
お母さんが一番よく知っているはずです。
それをおもいっきりさせてあげたらいいのです。


IMG_0165ps.jpg


絵を描いている時、いい顔をしているなら、絵を描いているときに
写真を撮るのです。
またそれはペットと遊んでいる時かもしれません。
まだまだほかにもたくさんあると思います。

子供の笑顔の写真が撮りたければ、笑顔になるような遊びをさせてあげればいいのです。
笑顔になる遊び、それは何か、そこに神経を集中するのです。
何をしたら子供は喜ぶか、楽しいのか、何を言ったら笑うのか、ということです。

写真を撮るときに
「ここに立って、こっち向いて、はーい、笑って」
という光景を見かけることがあります。
確かに気持はわかります。
でもこういう指示の仕方をすると自然な表情ではなくなります。

ここに立ってもらいたかったら、ここに立ちたいように仕向ける。
ここにおもちゃを置くとか、ここからきれいな花が見えるよ、とか、
うまくいくかどうかは、お母さん、お父さんの腕のみせどころです。

それでもどうしても、ここに立ってほしいという場合もあるでしょう。
その時は、ちゃんと子供に説明するのです。
「お母さんは、桜と一緒に○○ちゃんの写真を撮りたいの。
だからここに立ってくれる?」

言葉がしゃべれるようになり、意思が通じるようになれば、可能なことです。
お母さんの気持ちを子供に正直に伝えるのです。

「子供なんだから、黙って私の言うことを聞けばいいのよ。」
「早くここに立って」ではいけません。

子供もなぜここに立たなければいけないのか、ちゃんと理由がわかれば
喜んでお母さんに協力してくれるでしょう。

それでもここに立ちたくないこともあるでしょう。
その時はあきらめてください。
何かに夢中になっているのでしょう。
そちらの写真を撮ればいいのです。
子供だからといって、無理やりは禁物です。
子供の意志を尊重しなければなりません。

また面白くないのに、子供は笑いません。
「笑ってー」という大人の勝手な思いは子供には通用しません。

子供の写真を撮るとき、私の中では「笑ってー」というのは禁句です。
だから「笑ってー」と言って子供の写真を撮っている人を見かけると、
たぶんそばで見ている私が一番いい笑顔になっていると思います。

子供の笑顔が撮りたい場合は、子供が笑いたくなるような状態にするのです。
それが子供の写真を撮るときの最も大切なテクニックです。

あなたはいくつ子供を楽しませるテクニックをお持ちですか?
子供を楽しませることが上手な人ほど、結果的にいい写真が撮れます。

子供は楽しく遊んでいたかと思うとすぐに飽きて、ほかのものへ目がいきます。
そこが面白いところでもあります。

いつも子供と一緒にいるお母さんなら、子供は24時間シャッターチャンス、
たまにしか一緒に過ごすことのないお父さんなら、一瞬一瞬が勝負です。

私は子供のいい表情を引き出すテクニックとして、よく使うことがあります。
それは放っておくという技です。
これは子供の自然な表情を引き出すには、一番いいのではないかと思っています。

ポイントはどこで放っておくかということですが、安全な家の中、
また公園もいいでしょう。
私の場合は近くに海や山があるので利用しています。

放っておくと、子供はどんどん自分で遊びを見つけて、夢中になります。
必死になってアリを追いかけたり、石を集めたり、親として見ていて飽きません。
飾ることのない本当の子供の素顔が見ることができます。

例えば、雨上がりに子供と散歩していたとします。
私は水たまりを見つけ、何も言わずその近くに腰をおろします。

当然、子供は水たまりが気になります。
子供は水が大好きです。
まずは靴で水たまりの様子を探り始めます。

普通のお母さんならここでストップさせます。
うーん、もったいない。
子供にとって水遊びというのは、とっても楽しいことです。
これからが面白いところです。
二人以上なら、かけあいになることもあります。

たぶん、普通なら水たまりに近づこうとしただけで「だめよ」の声がかかります。
もちろん子供たちも承知です。
でも何も声をかけなかったら、
徐々に「えっ、いいの」という顔になっていきます。
そこが狙い目です。

この時点で、私は背景を決め、カメラ越しに子供のほうを向いています。
何も話しかけません。
子供にとって、そして私にとって最高の時間の始まりです。

洗濯物の量が増える、突然シャワーを浴びなければいけない状態になる、
それは覚悟しなければなりません。

「洗濯する人の気持ちも考えてよー。」
という声も聞こえてきます。

お父さんでしたら、洗濯物が増える理由をちゃんとお母さんに説明しなければなりません。
お父さんにとってお母さんを味方につけることも、子供の笑顔を撮るための重要な
テクニックの一つです。
ここ一番というときに、お母さんの一言で、いい笑顔が出ることがあります。

洗濯物が増える理由は「子供の笑顔が見たかったから」でしょう。
そして、子供が楽しそうにお母さんの前で、「今日ねー水たまりでねー・・・」
と話し出し、お父さんは子供が楽しそうに遊んでいる写真を見せてあげれば、
きっとお母さんも納得してくれるでしょう。

結果的に満足できる写真が撮れなかったとしても大した問題ではありません。
その日は、子供たちの心の中には大きな宝物が一つ増えたことになるでしょう。
写真のことより、そちらのほうが大切なことだと思います。





写真を撮る側の視点からお話しましたが、
子育ての視点から子供の写真を撮ることにについて考えても面白いかもしれません。
それはまた別の機会に。



つづく
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まさに同感です。
写真に同じモノを感じるのはこういう根っこの部分が同じだからなのでしょう。
ウチも多摩川のほとりで東京ではいい環境だと思っていますが、
海と山、子供の大好物が身近なそちらの環境にはいつも写真の舞台として憧れます。
2010.07.12(08:40) / URL / パパカメラ / [ Edit ]



パパカメラさん、ありがとうございます。
確かに恵まれた環境にありますねー。ありがたいことです。
多摩川周辺も整備された素晴らしい自然が子供たちを包み込むイメージがあります。
これからも家族、地域の素晴らしさを伝えていきたいですねー。
2010.07.12(22:17) / URL / 麦わら / [ Edit ]


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